オーラルフレイル対策のための口腔体操①
オーラルフレイル対策のための口腔体操①
そもそも「オーラルフレイル」って何?
オーラルフレイルとは、噛んだり、飲み込んだり、話したりするための口腔機能が衰えることを指し、早期の重要な老化のサインとされています。噛む力や舌の動きの悪化が食生活に支障を及ぼしたり、滑舌が悪くなることで人や社会との関わりの減少を招いたりすることから、全体的なフレイル(虚弱)進行の前兆となり、深い関係性が指摘されています。
口腔体操を行い、オーラルフレイル対策をしましょう!
今回は、お口・舌の動きをスムーズにする体操の一部をお伝えします。
唇やほほ、お口周りや舌の筋力をアップすることで、お口の機能が高まり、唾液がよく出るようになり、舌がなめらかに動いて食べ物を飲み込みやすくなります。お顔の表情もイキイキしてきます。
①口をすぼめる。
②「イ~」と横に開く
ほほを膨らませた後、
すぼめるという動きを数回する。
(水はなくても良い)
①「パ」…唇をはじくように
②「タ」…舌先を上の前歯の裏につけるように
③「カ」…舌の奥を上顎の奥につけるように
④「ラ」…舌をまるめるように
各発音 8回を2セット行う。
①舌を左のほほの内側に強く押しつける。
②自分の指で、口の中の舌の先を、ほほの上から押さえる。
③それに抵抗するように、舌をほほの内側にゆっくり10回押しつける。
④右のほほでも同じこと繰り返す。
日本歯科医師会HPより引用
「食べることは、生きること」―私たちの身体は、日々口にした物でできています。口は、栄養の入り口です。また、思いを言葉にし、表情を作って感情を伝えるなど、口は感情の出口でもあり、生活していく上で不可欠な存在です。
オーラルフレイルに早めに気づき、予防、改善することで健康長寿をめざしましょう。