受動喫煙は、口腔にどんな影響を及ぼす?
[2020.04.06]
喫煙者本人が吸う煙のことを主流煙、タバコの先から出てくる煙のことを副流煙といい、この副流煙を吸い込むことを受動喫煙といいます。
受動喫煙は口腔へ悪い影響を及ぼすのです。
受動喫煙のある小児は、他の原因による影響以外に、2倍近くもむし歯のリスクが増えることがわかっています。ニコチンがミュータンス菌(むし歯の原因菌のひとつ)に作用すると、その菌が歯にくっつきやすくなったり、酸を多く作るようになったり、さらにその酸が薄まらないようにバリアを強めたりするのです。成人においては、歯周病や歯の喪失のリスクを30%高めることもわかってきました。
もちろん全身の健康への悪影響もあるので、
大切な周りの人の健康への危険を最小限にするために少しずつ禁煙を考えていきましょう。