歯周病と体の病気
[2020.04.07]
お口の病気である歯周病が体の病気に関係することをご存知ですか?
歯周病菌が脳梗塞や心筋梗塞を起こす!
歯周病が進行すると、腫れて出血した歯茎から歯周病菌が体内に侵入し、血流にのった歯周病菌は、血管の内壁に入り込み、どろどろの塊となります。すると、コレステロールが血管に沈着して動脈硬化を起こすように、塊となった歯周病菌が血管を狭くし、血流を阻害します。脳の血管で起これば脳梗塞、心臓で起これば心筋梗塞を引き起こす可能性があります。
歯周病の炎症が糖尿病を悪化させる!
糖尿病になると免疫力が低下して、歯周病菌に感染しやすくなります。また、歯周病になるとインスリン抵抗性が高まり、血糖値が上昇しやすくなる為その結果、糖尿病が悪化すると考えられています。
歯周病が早産を招く可能性もある!
歯周病による炎症性物質は妊娠中の母親の体に作用し、子宮の収縮を引き起こす恐れがあります。子宮の筋肉が収縮した結果、胎児が押し出され予定よりも早く生まれてしまう可能性があります。
※炎症が起きている歯茎は傷口と同じで、歯周病菌が体内に流れ込む入口になります。
今は異常ないと感じている方も油断は禁物です。「歯磨きの時の出血が気になる」という方は遠慮なくご相談下さい。