メニュー

サプリメントでの栄養素摂取は、 食品からとの摂取とどう違う?

[2020.04.06]

サプリメントには食品から摂取できないほどの多量の栄養素が含まれています。
過剰摂取のリスクもあることを理解してした上で必要に応じて使用しましょう。

サプリメントには明確な定義はなく、『特定成分が濃縮された錠剤やカプセル形態の製品』とされているにすぎません。

サプリメントが食品と大きく違うのは「特定の栄養素を、食品では摂取できないほど多量に含む」点です。私たちが普段食べている食品はマクロ栄養素やビタミン、ミネラルなどさまざまな栄養素を含んでいます。十分な食事を摂取していれば、必要不可欠な栄養素はサプリメントなしでも補給できるのです。

サプリメント摂取による害として有名なものにβカロテンがあります。βカロテンは緑黄色野菜に多く含まれる成分で、抗酸化作用を有し、喫煙者の肺がん発症を抑制することが期待されていましたが、喫煙者にβカロテンのサプリメントを服用させた試験では、肺がん発症を約1.3倍増加させることわかりました。
食品からのβカロテン摂取は肺がんリスクとの関連は示されていません。

サプリメントにあまり大きな期待をしすぎず、食事を十分に摂ることが何より大切です。
特に喫煙者や何らかの疾患を持つ場合は、サプリメントによるリスクもあることを理解し、医師や管理栄養士に相談しましょう。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME