乳歯のむし歯の進行を止めるサホライド

サホライドはむし歯の進行を抑制する薬剤です。フッ化ジアンミン銀というフッ素を含んだ化合物で、強い殺菌作用があり、その力で虫歯菌の働きを止めることができます。

サホライドは歯面に塗布して使用します。フッ素も歯面に塗布して虫歯予防を行いますが、フッ素塗布が歯の表面を硬くしてむし歯を防ぐの対し、サホライドは虫歯菌そのものを抑えることで虫歯の治療ができます。塗るだけで削らずにむし歯を治療できるので、お子様に余計な不安や痛み、恐怖を感じさせないという点ではメリットです。

ただし、サホライドに含まれる銀が歯に沈着して患部が黒くなり、見た目がむし歯のようになることから乳歯のみに行います。永久歯が黒くなっては大変ですよね。

お子様の状態に合わせて負担の少ない治療としておすすめです。