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歯の破折と脱臼について

[2020.10.29]

歯の破折と脱臼について

歯のけが、外傷は転倒や打撲、スポーツ事故によって起こりますが、年齢的には乳幼児や学童期の小児に多くみられるようです。

 

歯の破折

破折の位置が悪かったり、複雑な場合には、元の歯の神経の治療をしたのち人工材料で修復することになります。

場合によっては破片をもとの歯に接着して修復することもできるので、受診する際は

破片があればお持ちください。

 

歯の脱臼

骨の中でぐらぐらしている状態(不完全脱臼)と、歯が骨から完全に離れた状態の完全脱臼があります。

 

不完全脱臼の場合、動揺が軽度なら歯科医の判断によりそのまま安静にしておくケースもありますが動揺が激しかったり歯が倒れたり位置がずれている場合は歯をもとの位置に戻し両隣りの歯と固定し、約1~3か月安静にしておきます。

 

 

完全に脱臼して歯が口の外に脱落した場合は歯を持って歯科を受診してください。

脱落した歯は根の部位に触れないよう、軽く(水道水で約30秒以内)汚れを洗い流して、

そのまま口の中に入れたままか、生理食塩水もしくは牛乳に浸して持ってきてください。

乾燥に弱いので十分注意してください。

水道水に長く浸したり薬液で消毒などは決してしないでください。

外傷歯では後から歯が変色したり歯根の先に病巣を作ったり、歯根が溶けたりといった場合も少なくありません。また無症状でも神経の治療を必要とする場合もありますので、かかりつけ歯科医とともに経過観察することも忘れないでください。

 

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